人気ブログランキング |

エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

「会社にしがみつくしかない」

あるところで、大手企業勤務の方から興味深いお話を伺いました。

彼の先輩をはじめ大手企業社員で50代で退職金割り増しで退職された方が、飲食店などを起業される例が多くあるそうです。

ところが、うまくいっているところは少ないのです。むしろ破綻状態のところがおおいというのです。
何千万もあった退職金もすってんてん。そして、その後は、大変悲惨な状態にあるだろう、ということです。

50過ぎて、失業したら、もう、ほとんど就職する当てがないのです。

別の四十代の男性によると彼の会社には、元起業家の派遣社員がたくさんおられるそうです。

 思い当たる節があります。まず、パイの縮小です。

私自身も、給料カットされていますから、喫茶店など行かずに、100円の缶ジュースで済ませます。それでも高いかもしれない。PETボトルで、大きなジュースを買って、友達と分け合うということになるでしょう。そうなると、喫茶店など儲かりません。

彼らの話から浮かび上がってくるのは、今の日本の状態をずばり、申し上げるなら、

1、景気が悪い→起業をしてもパイが小さい。

2、セーフティネットが不十分でなおかつ破壊されている。→やり直しがきかない。一度転落したらまっさかさま。そして、貧すれば鈍するの状態になり、頭が回らなくなり事態が悪化する。

ということではないかとおもいます。

1については、はっきりいって、緊縮財政を強行してきた自民党政権の責任が重い。とくに、中曽根政権、橋本政権、小泉政権、安倍政権です。

時代に合わせた改革は後にも述べるように必要です。しかし、「行革」の名のもとに、地方財政や福祉を切り捨ててしまったことが間違いです。

2については、やはり、日本が都市型社会に移行したことへの対応をしきれていないのではないか、と思います。

昔の親族や、地域での助け合い機能がなくなっている。生活スタイルが多様化し、他人のことへの想像力も働きにくくなっています。

それから、景気がよかったときは、一見景気がよいことが最大のセーフティネットになっていた。

しかし、日本社会の都市型化がほぼ完了した1980年前後くらいに、この部分での抜本的な改革が必要だったと思います。

少子化問題もそうでしょう。東京都が一番出生率が低くなおかつ、女性の就業率も低い。これは、都市型社会というのがいかにセーフティネットなしでは生きにくいか、ということを示していると思います。逆にいわゆる大家族が多い農村部では就業率は高いことが知られています。

そういう家族の機能が働かなくなってきている。若い者は地元では食えないから都会に出る。家族はばらばらになるから当然です。

そこで、個人個人を対象としたセーフティネットが必要になってきます。

それをすべきだったのが、1980年代でした。

しかし、中曽根さん、橋本さんらは、「生活大国」「消費者優先」などのスローガンは掲げたが、結局、アメリカの要求いいなりの規制緩和(大店法撤廃)を「消費者中心」といいくるめて問題を摩り替えた。

その上で、景気を悪くした。バブル経済も実体経済としてはそんなによくはないとおもいます。だからバブルなのですから。

起業はむしろ、景気がいいほうが成功します。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h19/h19_hakusho/html/j1210000.html

昔景気がよかった時代のほうが、あきらかに開業率は高いのです。

景気をよくする。

個人へのセーフティネットを充実させる。

この2点が本筋だと思います。そのことで、いろいろな人々の人生の選択肢も広がります。

今なら「じっと会社にしがみつくしかない」(件の方)なのです。


e0094315_1847474.jpg



記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!

なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!







e0094315_1711491.gif
人気blogランキングへ
トラックバックURL : https://hiroseto.exblog.jp/tb/8011987
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by hiroseto2004 | 2008-05-26 12:43 | 新しい政治をめざして | Trackback