超新星爆発と政治

星は超新星爆発により一生を終えます。

実は歴史を見ても組織は滅亡する前に輝きを放ちます。

衰退期の組織は独自の力が弱っているから無党派に色目をつかうのです。しかし、本質を次第に見抜かれる。

その上、コアなメンバーのモチベーションも下がる。

よって組織は衰退する。

小泉自民党が、総選挙でバカ勝ちしたのは都市の無党派に浸透したからです。

一つは、若殿や姫君ばかりになった自民党は、賄賂を受け取らなくてもやっていけるため、表面上クリーンイメージを醸し出したのです。

昔の自民党は賄賂は受け取ったかも知れないが、田中角栄さんを始め庶民臭い人が多く地方では支持された。

小泉自民党は地方を切り捨て、都市の無党派にクリーンイメージで浸透した。

しかし、すぐに本質を見抜かれた。クリーンに見えたのは単に汚いことを自らしないですむ若殿・姫君だから、ということを見抜かれた。庶民の苦労を知らない安倍前総理や町村官房長官らにみな呆れてしまった。

さらに、小泉改革で旧来の地方の支持者も大量に失ったのです。

かくて自民党は滅亡に向かいつつあります。

自民党とは比べものにならないが、三年から五年くらいまえ、極左過激派が市民運動で勢いがあるように見えたことがあった。

しかし今や、中核派は分裂。また広島の極左も、求心力を失った。

独自の力が弱まったので、市民運動でソフトイメージを醸し出した。

が、結局、古臭い体質を無党派に見抜かれた上、コアメンバーのやる気もそいだのです。

もうひとつ、「マンガ右翼」（山崎行太郎さん命名）小林よしのりさんらの一派もそう。
柄にもなく、右翼が市民運動をやってソフトイメージ醸し出した。

しかし、イデオロギーを国民に押し付けるという本質があらわになった。
結局、コアな保守からは軽薄さを嫌われ、無党派からの支持は離れ、パルサーと化しつつあるのです。




記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ！

なるほど！と思ったら下をクリックお願いします！







人気blogランキングへ