勾留決定に対する抗議声明

勾留決定に対する抗議声明

７月８日、「チャレンジ・ザG8サミット 10000人のピースウォーク」で逮捕された四人のうち、ロイター通信のカメラマンをのぞく三人に対する勾留が決定しました。

勾留理由は、「罪証隠滅」と「逃亡」でした。

そもそも今回の弾圧は、警察の過剰警備と暴力によって引き起こされたものであり、逮捕自体が不当であることは明らかです。

しかし勾留理由についても、看過できない重大な問題があります。
第一に、「罪証隠滅」ですが、逮捕理由は、「道路交通法違反」、「札幌市公安条例違反」、「公務執行妨害」の「現行犯」であったはずです。
被疑者が釈放されたとして、いったいどのような証拠の隠滅が可能なのでしょうか？
　第二に、「逃亡」ですが、勾留状を確認したところ、警察はすでに三人が居住している住所を特定していることが分かりました。　住居を特定しているにもかかわらず、なぜ「逃亡」が勾留理由となりうるのでしょうか？

今回の勾留の決定は、サウンドデモに対する弾圧の不当性をよりいっそう明確にしました。
私たちは、こうした「表現の自由」そのものへの警察の弾圧を糾弾し、一刻も早い全員の釈放を要求します。

7月9日
札幌サウンドデモ7・5救援会

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