福山市長選挙、投票日まで一ヶ月

福山市長選の構図・争点固まる！

あと一ヶ月に投票日が迫った福山市長選挙に、長竹千賀さんが正式に立候補を表明しました。

市議選では、多くの候補者が、大事な争点である「鞆の浦」と「福山城」から逃げ出しました。「身内」票を固めて逃げ切ればよいことがわかっている多くの候補者は、あえて支持者が割れるような争点を避けたのです。

このため、福山市民は大事な問題について選択できませんでした。

すでに議会では推進が決まっている、という言い分もあるかもしれませんが、社会情勢は変わっています。

　　今までどおり、「鞆に橋を架けたり、福山駅前に地下送迎場をつくることで、経済が活性化し、人口が増え、市民のためになる」と考えるのか？

　それとも、「大型開発はあきらめるが、そのかわり歴史的な価値のあるものを残す。それでも、他の町との差別化を図ることができる」と考えるのか？

　福山市民が考え直す良いチャンスはめぐってきたと思います。

　政策本位で掛け値なし。正面から論戦をしてほしいと思います。

参考記事
福山市長・市議の皆さん、それでも貴重な城跡を破壊しますか？
さとうしゅういち2008/06/29

広島県の福山駅前で、福山市が地下送迎場の建設工事中、石垣など福山城の遺構が出土しました。戦災で焼失しましたが、徳川家康の従兄弟の水野勝成が築城し、幕末の老中・阿部正弘が城主を務めた歴史的に意義ある遺構です。市はこの遺構を破壊してしまう計画で、オール与党体制の市議会もこれに従いそうです。歴史の薫り高い町の証明として、地元住民が誇りに思える形で保存してもらいたいと思います。

http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806280765/1.php

「鞆の浦」「福山城」から逃げる福山市議候補たち
http://www.news.janjan.jp/election/0804/0804044230/1.php

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807100050.html

福山市長選に長竹氏出馬表明 '08/7/10

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　８月３日告示の福山市長選に、ラジオパーソナリティーの長竹千賀氏(41)が９日、市役所で会見し、正式に立候補を表明した。

　長竹氏は、ＪＲ福山駅前広場整備の計画変更による福山城遺構の完全保存や、鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の撤回など５つの「チェンジ」を公約として示した。

　現市政について「歴史や文化財を軽視している」と批判。「福山城遺構と鞆は地域の宝。誇りを持てるまちづくりへ行動する機会と思った」と立候補の理由を述べた。

　ＪＲ駅前広場整備の計画変更を求める市民有志「福山駅前水辺公園プロジェクト」や、鞆港埋め立て・架橋計画に反対する住民団体「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」など複数の団体が、長竹氏を支援する方針だ。

　長竹氏はコミュニティーＦＭ放送局のエフエムふくやまでパーソナリティーを務めている。市長選には、無所属で現職の羽田皓氏(63)と無所属新人の元市議小川順三氏(78)が立候補を表明している。

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