「時間軸」の重要性

経済でも外交でもそうですが、「時間軸」を忘れるとえらいことになります。

消費税率を上げて福祉を充実、という主張も左派の中にもあります。

長期には消費税を上げる選択肢はありでしょう。
しかし、まずその前に、めちゃくちゃになった国民生活の立て直しを最優先にすべきです。

第二に自民党政権のままでは消費税は絶対に社会保障にまわらないという問題の解決です。

具体的には、以下のことを考えます。

まず、長期金利が4から5％になるまでは、「消火活動」をつづける。

長期金利が今のアメリカ並みになると、民間の資金需要を国が奪うクラウディングアウトが発生するので、その寸前くらいで、まず負担能力のある方からご負担いただく形にすべきです。

また、自民党にはご退場頂き大掃除をしないといけない。

消費税増税は長期的な選択肢として否定しないが、まず火事でいえば消火を終えてからどのような家を立て直すかの議論をすべきです。

そこを混同すると結局、自民党が無駄使いを維持しつつ増税し福祉はカットという最悪の政治をすることに手を貸しかねません。




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