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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「戸籍はうぜえ」と思いませんか?

  戸籍の変更(婚姻・離婚を含む)があると、役所にさまざまな届出をしなくてはいけない。

「ちくしょう。ただでさえ、いろいろ忙しいのにうぜえな!」

こんな風に思われた方、いらっしゃいませんか?

故郷に戸籍(本籍地)を置いている方は、パスポートを取ったり、あるいは、極端な場合、選挙に立候補するなりするとき、いちいち遠くの市役所に問い合わせなければいけない。

「うぜえ」と思いませんか?それだけで、パスポートを取る気がなくなったような人も私は存じています。

 県の地方機関に勤めていて、県民の方々のさまざまな届出を受ける立場にある私も、いちいち忙しいときに、平日昼間に時間を割いて(勤め人なら年休をとって、自営業なら仕事を休んで)こられる方を見ると、お気の毒に思えて仕方がありません。

 たとえば医療従事者の免許。医療従事者は女性が多いことで知られています。

 結婚すると、姓を変えて、夫の本籍地に変わる方が多い。婚姻して姓が変わり、本籍地の都道府県が変わった方なら、1000円+1000円=2000円分の収入印紙が必要になります。

 「本籍地」っていったい何ですか?現住所でもなんでもない場合だって多いではありませんか?極端な話、都議の土屋敬之さんのように、沖ノ鳥島に本籍を置くことでさえ可能です。

 彼の場合は、政治的なアピールとして意味がありますが、そうでない場合で、あまり意識せず、ほかのところに戸籍があり、いざというときあわてる、という人も多いのではないでしょうか?

 大体、戸籍の問題さえなければ、いわゆる300日問題(離婚してから300日以内に生まれた子どもは前夫の子どもとみなす)なども、あまり問題ではなくなります(戸籍制度さえなければパスポートは取れる。)。

 公的な手続きにおける確認書類は住民票か、成人であれば、基礎年金番号でよいではないか、と思います。はっきりいって、行政手続き上も、必要性は薄いと思います。

 もともとは、国が、国民を管理するための制度として戸籍はできました。大本をたどれば中国や韓国、台湾など、日本と同じような戸籍制度がある国は、限られています。欧米の制度はまちまちですが、家族を登録する国もあれば、社会保障の支払いのための番号があるくらいの国があります。

 さらに以下のような問題もあります。

 成人してから、独身で独立の生計を営んでいても、親の戸籍から離れてはいない。そのことに違和感を私は持っていました。しかも、親が、離婚してほかの人と結婚して、顔も知らない子ども(本人から見ればきょうだい)までいるのに、そのひとたちと同じ家のもののように見られる制度。

 それは、税金や保険料を取っておきながら、介護サービスを支給しないという、かたくなな行政の姿勢と根底は同じだと思います。家族に頼れという、貧困な社会保障の背景にもなっています。これは打破しなければならない。

 私の場合は、すでに、自主的に「個籍」にしています。私一人だけの戸籍を昨年四月に現住所に作成しました。

  別に俺が何をしようが親に謝罪してもらわなくて結構。逆に、親が何をしようが俺は知ったことではない。地獄のそこまで一緒についていってやれるわけではない。仕事を通じて、また、活動を通じて、よりよい世の中にしていくこと、それが、回りまわって親も喜ぶことになろう、と割り切っています。

 
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by hiroseto2004 | 2008-07-20 12:26 | ジェンダー・人権 | Trackback(1)