最近違和感を覚えること(2 )・・ジェンダー格差・かつての貧困の軽視
2008年 07月 27日
小泉純一郎さんら自民党や経団連がこの十年程度「やらかしたことはムチャクチャ」だと思います。
そのことへの批判がここ二年くらい、高まっているのは、良いことです。
労働経済白書でも、成果主義賃金による弊害が指摘されています。労働者のモチベーションが低下している現状を憂えています。
ただ、その中でいくつか違和感があります。
最近、小泉・経団連路線の反動で、かつての日本的システムを過剰に持ち上げる傾向もあります。
しかし、それでは依然、正社員になれなかったら悲惨、という状態は温存されます。
所属する企業や家族に左右されないセーフティーネットが必要です。
また、もうひとつは、女性の貧困が、男性に広がった構造がみおとされていることです。
女性の賃金が低いのは、夫に養われていることを前提としていたから。
実際、ある自治体では労使交渉で「父ちゃんに食わせてもらっているからいいだろ」と当局が暴言を吐いた例があります。
それが若い者にも広がっている。若者は父に養われているという前提により、安く買いたたかれている。親に頼れない若者はセーフティーネットが不備なためムチャクチャな条件でもはたらかないといけません。結局、低賃金が放置されるわけです。
小泉的(現在の橋下的)に「正社員や公務員を叩いて溜飲を下げてもらう」手法は不毛です。
しかし、昔に戻せ、というのも社会の変化を無視していると思います。
一人一人がメシを食いっぱぐれないようなシステム再設計が必要です。
「小泉・橋下」か「旧来日本そのまま」かという二元論にからめ取られると不毛です。
小泉・橋下では、日本経済は破滅します。
しかし旧来日本そのまま、というのも成り立ち得ないと思います。
これが私自身の行政経験、介護経験、そして非常勤女性労働者への支援を通じて思ったことです。

記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!
なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!



人気blogランキングへ
そのことへの批判がここ二年くらい、高まっているのは、良いことです。
労働経済白書でも、成果主義賃金による弊害が指摘されています。労働者のモチベーションが低下している現状を憂えています。
ただ、その中でいくつか違和感があります。
最近、小泉・経団連路線の反動で、かつての日本的システムを過剰に持ち上げる傾向もあります。
しかし、それでは依然、正社員になれなかったら悲惨、という状態は温存されます。
所属する企業や家族に左右されないセーフティーネットが必要です。
また、もうひとつは、女性の貧困が、男性に広がった構造がみおとされていることです。
女性の賃金が低いのは、夫に養われていることを前提としていたから。
実際、ある自治体では労使交渉で「父ちゃんに食わせてもらっているからいいだろ」と当局が暴言を吐いた例があります。
それが若い者にも広がっている。若者は父に養われているという前提により、安く買いたたかれている。親に頼れない若者はセーフティーネットが不備なためムチャクチャな条件でもはたらかないといけません。結局、低賃金が放置されるわけです。
小泉的(現在の橋下的)に「正社員や公務員を叩いて溜飲を下げてもらう」手法は不毛です。
しかし、昔に戻せ、というのも社会の変化を無視していると思います。
一人一人がメシを食いっぱぐれないようなシステム再設計が必要です。
「小泉・橋下」か「旧来日本そのまま」かという二元論にからめ取られると不毛です。
小泉・橋下では、日本経済は破滅します。
しかし旧来日本そのまま、というのも成り立ち得ないと思います。
これが私自身の行政経験、介護経験、そして非常勤女性労働者への支援を通じて思ったことです。

記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!
なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!



人気blogランキングへ

タイトル : 将来にわたって、安心につつまれる暮らしへ、ようこそ
低層の穏やかなフォルム。心ゆたかに暮らす永住の「家」 アビタシオンの運営・管理は、株式会社 新陽.が行っております。 株式会社新陽.は、高齢者福祉関連事業者として昭和57年に設立。社名には「高齢者の方に、いつも新しい感動と太陽のようなあたたかさに満ちた各種サービスを…」という思いを込めました。以来、入居者の方々に「誇り、ゆとり、実り」を実現する生活環境を整えるべく、蓄積したノウハウを生かし、生活・介護サービスを提供してまいりました。 ... more
低層の穏やかなフォルム。心ゆたかに暮らす永住の「家」 アビタシオンの運営・管理は、株式会社 新陽.が行っております。 株式会社新陽.は、高齢者福祉関連事業者として昭和57年に設立。社名には「高齢者の方に、いつも新しい感動と太陽のようなあたたかさに満ちた各種サービスを…」という思いを込めました。以来、入居者の方々に「誇り、ゆとり、実り」を実現する生活環境を整えるべく、蓄積したノウハウを生かし、生活・介護サービスを提供してまいりました。 ... more
by hiroseto2004
| 2008-07-27 18:07
| ジェンダー・人権(反貧困)
|
Trackback(1)