国を滅ぼす「投資ファンド資本主義」
2008年 08月 16日
8月11日発行の「経済コラムマガジン」。「投資ファンド資本主義」を取り上げています。
アメリカの場合は、非常に、「お金を貸すほう」が近視眼的なものになっています。
「社会を豊かにする」という発想が欠け、「目先の利益」に囚われてしまっているのです。
とくに、それにより、設備投資が疎かにされ、製造業が衰退していることがよくわかります。
「米国経済がバブルがなければ成長できない」というのは、極端な表現ではないと考えます。
http://www.adpweb.com/eco/index.html
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アメリカの場合は、非常に、「お金を貸すほう」が近視眼的なものになっています。
「社会を豊かにする」という発想が欠け、「目先の利益」に囚われてしまっているのです。
とくに、それにより、設備投資が疎かにされ、製造業が衰退していることがよくわかります。
「米国経済がバブルがなければ成長できない」というのは、極端な表現ではないと考えます。
http://www.adpweb.com/eco/index.html
投資ファンドが大きな利益を得るには、経済がバブル状態になっていることが好ましい。しかし筆者は米国経済がバブルがなければ成長できないものになっているとさえ思っている。このように欧米の金融機関には産業を育てるという発想がない。この投資ファンド化した金融業が国の基幹産業だというのだから救いがない。しかしつい最近まで日本には、このような欧米の金融機関を理想的と讃える風潮があった。
GMやフォードといった名門企業が苦境に陥っている。景気後退や信用収縮に加え石油高が追撃ちをかけている。ところがブッシュ大統領はこれらを救済する考えがないことを表明している。
GMは大型車にこだわった。大型車の一台当たりの利益が大きいからである。しかしここまで石油が高騰するとは考えなかったのであろう。またGMは株主配当ではずっと優等生であり、投資家にとって好ましい企業であった。しかし内部留保が少ないことが信用不安を招いている。GMの経営危機はある意味では米国の投資ファンド資本主義を象徴している。ただ負債額が20兆円もあることが無気味である。
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by hiroseto2004
| 2008-08-16 15:58
| 経済・財政・金融
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