自民党総裁選：厳然たる影響保つ中曽根政治

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自民党総裁選告示、５氏が届け出 麻生氏が先行
　東京・池袋での街頭演説を前に、腕まくりする小池元防衛相＝１０日午前 [ 写真拡大 ]
　退陣表明した福田自民党総裁の後継を決める総裁選が１０日告示された。石原元政調会長、小池元防衛相、麻生幹事長、石破前防衛相、与謝野経済財政担当相の五氏が届け出た。２２日の両院議員総会で新総裁が選出され、２４日の衆参両院本会議で新首相に選出される見通し。これまでの共同通信の取材では麻生氏が先行している。総裁選では景気・経済対策を中心に次期衆院選をにらんだ論戦が展開されそうだ。

自民党総裁選挙は、以上のように、石原伸晃さん、小池百合子さん、麻生太郎さん、石破茂さん、与謝野馨さんの５人が立候補しました。

今回、実は私が一番気になったのは、多くの総裁候補が、「総裁選挙出馬を前に中曽根康弘さんに会った」ということです。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080908dde001010028000c.html

既に出馬を表明している麻生太郎幹事長（６７）は８日午前、東京都内で中曽根康弘元首相と会談し、「国情をかんがみ、所信を訴えて国家の役に立ちたい」と出馬の決意を報告した。

このほか、テレビなどは石原さんや与謝野さんも中曽根さんに会っていることを伝えています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2008090600201

責任感と不屈の根性を＝中曽根元首相　中曽根康弘元首相は６日午前、テレビ東京の番組に出演し、自民党総裁選を経て就任する次期首相について「国家を背負っていく重大な責任感と不屈の根性を持ち、どんなことがあってもやり抜く強い信念を持つ必要がある」と述べた。
　中曽根氏は、福田康夫首相が退陣を表明したことについて「責任ある行為とは言えない。（最近の首相は）サラリーマン化し、民主主義が弱まっている」と批判した。また、「９月末から１０月初めに衆院解散、１１月初めに衆院選」との見通しを示した。（了）

党の先輩なのかもしれませんが、小泉さんや森さんと違い、国会議員でも何でもありません。

それだけに、中曽根さんの厳然たる影響力に背筋が冷たくなっています。

中曽根さんは、小泉さんや安倍さんといったネオリベラルないしネオコン路線の元祖とも言える存在です。

彼が行った「国鉄など公社民営化」は「官から民へ」の現在の流れを決定付けましたし、「増税なき財政再建」は、中川秀直さんら「歳出を絞るいっぽうで、大手企業を優遇してGDPを伸ばそう」という上げ潮路線の元祖ともいえます。

私は、こんな今だからこそ、とくに、自民党を批判する人々は、「中曽根政治」を、徹底的に批判する必要性を感じているのですが、みなさん、いかがでしょうか？






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