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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

宗教対立と分割統治

残念ながら、またインドでテロが起きました。

イスラム過激派の犯行。

インドは、最近ではアメリカとの軍事協力を強めています。アメリカは対イスラム過激派と言うことで組んでいるわけです。

しかし、そもそも、こんなややこしくなったのは、イギリスの植民地支配があります。

インドは大昔はイスラム教徒とヒンズー教徒が共存していました。

イスラム教はそもそもは、他の宗教に寛容です。例えば、マムルークを異教徒から登用するなど。税金さえ納めれば、信教の自由は認めていたのがイスラムです。

19世紀にインドを支配したイギリスは、イスラム教徒とヒンズー教徒を分割統治しました。

第二次世界大戦後、インドは独立しましたが、ヒンズー教徒中心のインドと、イスラム教徒中心のパキスタンに分裂。ただ、地域ごとに宗教が色分けされていたわけではないので、難民が大量に発生しました。

インドとパキスタンは何度も戦争を行いました。バングラディシュは、もともとはイギリス支配時代のベンガル州(イスラム地域)で、パキスタンの一部(東パキスタン)でしたが、インドの支援を受けて独立する、と言う経緯もあります。

そして、1998年には互いに核実験を行うという危機的な状況にまで発展したのです。

しかし、2001年の911テロ以降は、アメリカは、インド・パキスタン双方と手を組んで、「対テロ」と称した戦争をしている。

一方、パキスタンに隣接するアフガンではご存知のとおり、1980年代にはアメリカはイスラム過激派をソビエトに対抗させました。今もパキスタンはイスラム過激派の量産地帯になっています。

日本人から見ると、訳が分からない状態ですが、歴史を振り返れば、イスラムもヒンズーもイギリス、そしてその後のアメリカのご都合主義に振り回されてきた、ということが良く分かります。

Excite エキサイト : 社会ニュース

2008年9月14日 01時26分
<インド>ニューデリーで連続爆発 10人死亡60人負傷
 【ニューデリー栗田慎一】インドの首都ニューデリーで13日、中心部の市場など3カ所で連続5回の爆破テロがあり、地元警察によると少なくとも10人が死亡、約60人が負傷した。死者は19人との情報もある。バングラデシュなどを拠点にインドでテロ活動を続けているとされる三つのイスラム過激派の連絡組織「インディアン・ムジャヒディン」が犯行声明を出した。

 爆発が起きたのは、中心部のコンノート・プレイスなどいずれも市場。爆弾はゴミ箱や三輪自動車(オートリキシャ)などに仕掛けられ、午後6時10分から30分ほどの間に次々と爆発したという。ニューデリーの日本大使館などによると、被害者の中に日本人は確認されていない。

 犯行声明には「イスラム教徒のための復讐(ふくしゅう)として九つの爆弾を仕掛けた」とあり、警察は中心部の観光名所インド門付近などで3発の不発弾を発見した。

 ニューデリーでは05年10月にも連続爆破テロがあり、約60人が死亡した。

 同組織は昨年11月の中北部ウッタルプラデシュ州の爆破テロや7月の南部バンガロールと西部グジャラート州での連続爆破テロでも犯行声明を出した。しかし、組織の実態は不明で、いずれの事件も捜査は難航している。


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by hiroseto2004 | 2008-09-14 11:49 | 国際情勢 | Trackback