赤字国債はアプリオリに悪か？

実を言えば、いま、長期金利は下がっています。

当たり前だが、株は下がっているが、円高は日本にお金がなだれ込んできた証拠です。

だから、政府が積極的にお金を使うのは理にかなっています。

問題は使い道と調達方法だ。

やはり、国債は好ましくはない。

財政が破綻するからではない。

国債をお金持ちや銀行に買ってもらえば、利子を払う。それを庶民からの増税でまかなえば、あるいは庶民向けサービスカットでまかなえば、庶民からお金持ちや銀行への所得移転となり、格差を拡大する。

それを考えたら、

1、日銀による、国債買い増しと、赤字国債発行を平行して行う。
ないし、
２、政府が直接お金を刷る（政府通貨発行権）

が副作用は少ない。

なお、赤字国債（特例公債）と建設（通常の）国債の仕分けもナンセンスかも知れません。

生活不安を解消するためのサービスをまかなうためにやむなく発行する赤字国債。

誰も利用しないハコモノのための建設国債。

実は後者が罪が重いと思います。

利用が低迷するハコモノは、メンテナンス費用が結局赤字を招くだけかも知れない。

一方、前者は、国民が立ち直るための投資になるかも知れないのです。


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