岡山越年炊き出し、寒波の中３日目は１３人が「初参加」！

岡山・野宿生活者を支援する会・越年炊き出しは、１２月３０日、三日目を迎えました。

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　２８日、２９日までは、一時的に春のような陽気が続きましたが、３０日は、一転して、寒さがぶり返し、福山発岡山行きの電車に乗り込む頃には、普段は広島県内では最も天気が良い福山市でさえも、日本海側から流れ込んだ寒げな雲に覆われました。県西部の広島市や、北部の山沿いでは雪が降ったそうです。

　炊き出しが始まって以来、初めての厳しい寒さの中、今日のメニューは、中華スープでした。

　給付金についてのアンケートもあわせて、野宿者に対して行いました。

　「どうやったら、給付金を受給できるようにするか？」これが悩ましいところです。２００９年２月１日付けで受け取り可能なところに住所がないといけない。

　　わたしも、また、会の方も「給付金は愚策」と思っていますが、しかし、「受け取れるものは受け取れるようにしてあげたい」というわけです。

　調べた結果、大阪方面に昔住んでいた方もおられました。
　「手続きのために大阪まで往復していたら給付金がなくなってしまう。これは、市と正月明けに交渉しないといけない。」などということになりました。これは岡山市民の方にお任せするしかありませんが。

■初参加者が１３人！

　今日は、なんと、「今日はじめて、ボランティアとして参加した」という方が１３人もおられました。

　そこで、わたしも含めた「経験者」だけを１８時半からの南方公園(屋外）での活動に先に出発させ、初参加者は、活動について説明をうけた上で、１９時からの城下での活動で合流することにしたのです。

　この３日間で新たに参加した人は多士済々。小学生、中学生。書道の師範。社会福祉士会の方。四国へ帰省途上の大学生。そして、友達同士で誘い合ってきたという２０代の若者。また、息子がやっている活動に協力しようとかけつけてきたメンバーのお母さん。

　多くの方は「山陽新聞で紹介された記事やネット検索でこの活動を見つけ、居ても立っても居られず、駆けつけた」とおっしゃいます。

　岡山は神戸に近く、「阪神大震災でボランティア経験がある」人も多いのですが、それにしても、一挙に、集合場所・調理場所の教会がにぎやかになったのです。

　これだけの人が「今までやったことのない活動に、イキナリ来る」と言うのは、わたしも記憶にありません。

　倉敷市や総社市ほどは、まだ、岡山市内は派遣切りによる影響は出ていないのですが、多くの一般市民が危機感をもっているということがわかりました。このほかにも、いきなりお金をカンパしてくれたり、モノを送ってくれたりした人が多数おられるのです。世の中、捨てたものではない、と思いました。




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