小泉さんは麻生批判で正義の味方になれるか?
2009年 02月 13日
麻生太郎総理が、今まで行ってきたことは、表面上の表現はぶれながらも、大筋で【小泉否定】路線に向かいつつあります。
麻生さんが、そうせざるをえない状況に追い込まれている、というのが正確でしょう。
ただ、ぶれているから信用されず、支持率を落としているわけです。
◇小泉否定に向かう麻生さん
いずれにせよ、麻生さんは、施政方針演説で「官から民へ」「小さな政府」といった小泉路線のスローガンを事実上否定、政府として責任を果たすべきは果たす、という姿勢をにじませています。
これは、いわゆる土光臨調以来、28年間続いた日本政治の「ネオリベラル化」を、自民党総裁・総理がストップさせると意志表明したことであり、歴史的な発言だと思います。
保育充実に具体的な予算をつけたりしたのは評価できます。
小泉純一郎さんは、待機児童ゼロにします!と大見得を切りながら、しなかったのですから。女性に対する暴力問題にも取り組みを強化するなど、悪くはない、と思っています。
外交でも、小泉時代にはパイプが冷え切っていた中国や韓国との三者首脳会談も行うなど、小泉政治からはマシになっているのではないでしょうか?
もちろん、具体策が、経済で特にショボすぎるということは厳しく批判されるべきす。野党各党などが要求する大胆な対策を取り入れるべきです。
ただ、小泉純一郎さんが、ネオコン・ネオリベラル的なマニフェストを掲げて圧勝した議席を基盤にしたまま、【小泉否定】の社会民主主義的な路線を麻生さんが取るのは、政治力学的には、無理があります。
そこに麻生さんの最大の弱みがあります。
◇セーフティーネット破壊の小泉さんが、給付金反対?
だが、だからといって、小泉純一郎さんが、「怒るというより、笑っちゃう」などと麻生さんを批判する資格があるのでしょうか?
今の日本の惨状をつくった主犯は小泉さんではないですか?
医療負担増、障害者自立「支援」法、児童扶養手当カット、地方教育費減少・・・
セーフティーネットを見事なまでに破壊した小泉純一郎さん。
確かに、麻生さんの定額給付金程度では、その小泉政治により、国民が受けた傷の修復には程遠いし、金額もショボすぎます。また、消費税増税をちらつかせているのも、よろしくない。
だが、事態を招いた元凶の小泉さんが、定額給付金反対をちらつかせて、正義の味方になろうとする姿勢はいただけません。
◇逃げ出した小泉投手が麻生投手を野次るナンセンス
小泉投手は自分でピンチをつくってマウンドから逃げ出した。救援投手の安倍投手、福田投手も、ボコボコに打ち込まれ、麻生投手にスイッチしたが、麻生投手も火だるまである。自民党チームは、敗色濃厚です。
麻生投手は「ちきしょう、小泉の野郎」と愚痴る。
ところがそんなとき、ベンチに戻った小泉投手が麻生投手にヤジを飛ばし、ヒーローを気取ろうとしている。そんな状況でしょうか?
◇任命責任忘れるな
そもそも麻生さんを総理時代に政調会長や総務大臣などとして重く用いてきたのは、小泉さんです。
その小泉さんが、麻生さんをけなすこと自体、己の任命責任を忘れた愚行かと思います。
◇小泉さんに焦り
小泉さんにも、おそらくかなり焦りがあると思います。
昨年の総裁選で、小泉さんが推した小池百合子さんは大敗。
二位の与謝野さんにしても、小泉さんの小さな政府論とは距離を置いている人です。
さらに、「かんぽの宿」問題で、小泉さんが総理時代に「規制改革会議議長」などとして規制緩和を任せてきた宮内会長のオリックスへの譲渡が批判を浴びました。
小泉・安倍時代に、経団連会長企業として権勢を振るったトヨタやキヤノンの尻にも火がついています。
そうした中で、小泉さんは明らかに追い込まれているのです。
引退後は中曽根康弘さんのように、影響力をもつ腹積もりかもしれません。
あるいは、突然、民主党と手を組むとか、言い出すかもしれません。「ねじれ国会は悪いことではない」というのめ民主党への秋波といえなくもない。
が、せっかく政権を獲得する可能性が高まってきた民主党も小泉さんを全く相手にしないでしょう。
小泉さんは四面楚歌になりつつあります。

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麻生さんが、そうせざるをえない状況に追い込まれている、というのが正確でしょう。
ただ、ぶれているから信用されず、支持率を落としているわけです。
◇小泉否定に向かう麻生さん
いずれにせよ、麻生さんは、施政方針演説で「官から民へ」「小さな政府」といった小泉路線のスローガンを事実上否定、政府として責任を果たすべきは果たす、という姿勢をにじませています。
これは、いわゆる土光臨調以来、28年間続いた日本政治の「ネオリベラル化」を、自民党総裁・総理がストップさせると意志表明したことであり、歴史的な発言だと思います。
保育充実に具体的な予算をつけたりしたのは評価できます。
小泉純一郎さんは、待機児童ゼロにします!と大見得を切りながら、しなかったのですから。女性に対する暴力問題にも取り組みを強化するなど、悪くはない、と思っています。
外交でも、小泉時代にはパイプが冷え切っていた中国や韓国との三者首脳会談も行うなど、小泉政治からはマシになっているのではないでしょうか?
もちろん、具体策が、経済で特にショボすぎるということは厳しく批判されるべきす。野党各党などが要求する大胆な対策を取り入れるべきです。
ただ、小泉純一郎さんが、ネオコン・ネオリベラル的なマニフェストを掲げて圧勝した議席を基盤にしたまま、【小泉否定】の社会民主主義的な路線を麻生さんが取るのは、政治力学的には、無理があります。
そこに麻生さんの最大の弱みがあります。
◇セーフティーネット破壊の小泉さんが、給付金反対?
だが、だからといって、小泉純一郎さんが、「怒るというより、笑っちゃう」などと麻生さんを批判する資格があるのでしょうか?
今の日本の惨状をつくった主犯は小泉さんではないですか?
医療負担増、障害者自立「支援」法、児童扶養手当カット、地方教育費減少・・・
セーフティーネットを見事なまでに破壊した小泉純一郎さん。
確かに、麻生さんの定額給付金程度では、その小泉政治により、国民が受けた傷の修復には程遠いし、金額もショボすぎます。また、消費税増税をちらつかせているのも、よろしくない。
だが、事態を招いた元凶の小泉さんが、定額給付金反対をちらつかせて、正義の味方になろうとする姿勢はいただけません。
◇逃げ出した小泉投手が麻生投手を野次るナンセンス
小泉投手は自分でピンチをつくってマウンドから逃げ出した。救援投手の安倍投手、福田投手も、ボコボコに打ち込まれ、麻生投手にスイッチしたが、麻生投手も火だるまである。自民党チームは、敗色濃厚です。
麻生投手は「ちきしょう、小泉の野郎」と愚痴る。
ところがそんなとき、ベンチに戻った小泉投手が麻生投手にヤジを飛ばし、ヒーローを気取ろうとしている。そんな状況でしょうか?
◇任命責任忘れるな
そもそも麻生さんを総理時代に政調会長や総務大臣などとして重く用いてきたのは、小泉さんです。
その小泉さんが、麻生さんをけなすこと自体、己の任命責任を忘れた愚行かと思います。
◇小泉さんに焦り
小泉さんにも、おそらくかなり焦りがあると思います。
昨年の総裁選で、小泉さんが推した小池百合子さんは大敗。
二位の与謝野さんにしても、小泉さんの小さな政府論とは距離を置いている人です。
さらに、「かんぽの宿」問題で、小泉さんが総理時代に「規制改革会議議長」などとして規制緩和を任せてきた宮内会長のオリックスへの譲渡が批判を浴びました。
小泉・安倍時代に、経団連会長企業として権勢を振るったトヨタやキヤノンの尻にも火がついています。
そうした中で、小泉さんは明らかに追い込まれているのです。
引退後は中曽根康弘さんのように、影響力をもつ腹積もりかもしれません。
あるいは、突然、民主党と手を組むとか、言い出すかもしれません。「ねじれ国会は悪いことではない」というのめ民主党への秋波といえなくもない。
が、せっかく政権を獲得する可能性が高まってきた民主党も小泉さんを全く相手にしないでしょう。
小泉さんは四面楚歌になりつつあります。

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by hiroseto2004
| 2009-02-13 03:59
| 新しい政治をめざして
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