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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「俗流若者論」に汚染される政治家たち

「近頃の若者」は「だめ」という発想=俗流若者論は、いつの時代も根強いものがあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%97%E6%B5%81%E8%8B%A5%E8%80%85%E8%AB%96

最近は、政治家がそれに汚染されていることが弊害を招いていると思います。

千葉県知事選挙の有力候補の森田健作さんのマニフェストにも以下のような記述があります。

http://www.chiba-moriken.jp/manifesto.pdf

◆ 教育日本一
強く美しく元気な心を育てます!
最近は悲惨な事件があとを絶ちません。常識では考えられない事件が頻発しています。そのため、
学力向上はもちろん、郷土愛の育成や道徳教育の強化など、人間としての基本的な躾や常識を養
い、強く美しい日本の心を持った誇りある元気な子供を育てる環境づくりをめざします!


「最近は」ではないでしょう。

20年前は、宮崎元死刑囚による連続殺人事件。さらに昔は「金属バット事件」。枚挙に暇がありません。その当時、「常識では考えられない事件」と考えられていたわけです。今に始まった話ではありません。

さらにいえば、戦前に比べても、少年による「凶悪犯罪率」は低下しています。こんなことは常識です。


<少年犯罪――人口当たりの少年刑法犯検挙人員数>
(『社会生活統計指標―都道府県の指標-2008』)
平成12 年は12.3 人でしたが、平成18 年は18 人(5.7 人も増加)。 ※全国最大の悪化
→凶悪犯罪以外の刑法犯の「検挙」が増えている可能性を考慮していないのではないでしょうか?また、たかだか、5,6年の間の変動です。

さらにいえば、「認知件数」をデータとすべきではないか?ちょっとうかつではないか?(警察が気合を入れれば、検挙人員は増えますしね)。

少年犯罪統計データ
http://kangaeru.s59.xrea.com/toukei.html#hiritu


戦前や高度成長時代のほうが親殺しとかも多かったんですよ??

 さらにいえば、年配者にも、「モンスター**」は多くおられるのも確かでしょう。若者を悪者にする手法は困ったものです。

「マスコミ報道」では「当選可能性」が高い人だからこそ、これは指摘せざるを得ません。若者に対して「上から目線」でやられたのではたまったものではありません。

 戦前の若者より、「ゲーム漬け」「ケータイ漬け」(?)の今の若者のほうが、道徳的には上、とさえ言えるかもしれないのです。


関連記事:
森田健作先生のマニフェストがひどい。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090324/p1



各候補者のwebサイト
森田健作さん http://www.chiba-moriken.jp/
吉田 平さん  http://y-taira.net/
白石真澄さん http://www.shiraishi-masumi.com/
八田英之さん http://www.akaruikai.net/
西尾憲一さん http://www.k-nishio.com/


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by hiroseto2004 | 2009-03-28 15:54 | 新しい政治をめざして | Trackback