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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「人工衛星」発射後は「米朝手打ち」か

まもなく発射されるとみられる北朝鮮の「人工衛星」。

もともと、人工衛星とミサイルを区別すること事態がナンセンスで、昔ソ連がアメリカに先行して人工衛星を打ち上げたとき、「スプートニクショック」といわれるくらい、西側に衝撃を与えました。

アメリカは既に「国連で問題にするが、その後は、北朝鮮と「手打ち」。」が既定路線のようです。

その背景には以下のことがあります。

第一に、アメリカ自身がイラクとアフガンで手一杯です。

第二に、相手が長距離ミサイルを持ってしまった状態では、事を荒立てたくはない。

一方で、北朝鮮側も、本気でミサイルを攻撃用にぶっ放すほどおろかではない。

イラク戦争後、反米国家指導者は、「イラクみたいな中途半端な対応だとアメリカに「予防的先制攻撃」でやられる。長距離ミサイルを持ったほうがやられにくい。アメリカがイラクとアフガンで泥沼になっているうちに持ってしまえ!」と考えるようになったとしてもおかしくはありません。

パキスタンは中距離ミサイルを持ち、イランも人工衛星を2月2日、打ち上げました。それぞれが結局、アメリカの軟化を引出しているともいえます。パキスタンは援助を受け、イランに対してもアメリカは軟化しています。

反米政権側にとってもそうはいってもアメリカは腐っても「世界最大のマーケット」です。アメリカにとっては、反米政権は「マクドナルドの空白地帯」です。手荒な真似をしなくても実質的に進出できればいいのです。

合理性が双方に働けば「手打ち」という方向に行きます。もちろん、それにより、また、アメリカを中心とした大手多国籍企業が、人権水準の低い国で、労働者を使い捨てる、という問題がおきるわけですが・・。

 また、その過程でずいぶん、大量破壊兵器が世界に拡散する危険があるということです。

アメリカの「予防的先制攻撃戦略」(ブッシュドクトリン)は、結果としてアメリカを泥沼に引き込み、また大量破壊兵器を世界に拡散した、という歴史的評価がされるときがくるかもしれません。

http://www.asahi.com/special/08001/TKY200904030345.html

北朝鮮発射でも「6者協議再開めざす」 米特別代表
2009年4月4日11時27分
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 【ワシントン=鵜飼啓】米政府のボズワース北朝鮮政策特別代表は3日記者会見し、北朝鮮がミサイルを発射した場合でも6者協議の早期再開を目指すと表明し、北朝鮮との対話路線を続ける方針を強調した。ただ、国連安全保障理事会決議違反だとして、国連に対応を求める米政府の考えも繰り返した。

 会見は、北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」予告期間が始まる前に行われ、「挑発的な振る舞いだ。北朝鮮が再考するよう望みたい」と改めて自制を求めた。実際に発射すれば「国連決議違反には代償があることを示す責務がある」とし、国連で厳しい対応を探る考えを示した。

 だが、その一方で「6者協議に迅速に復帰することが各国の利益になると信じている」とも言及。「ミサイルの余波が収まれば6者協議の長期的な優先事項に立ち戻る」と述べ、早々に国連での初期対応後の見通しを語った。


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昨日「自ENDトラックバックセンター」に極右系のサイトが殴りこみ的にスパムを送りつけてくるということがあり当サイトでは、思想の左右ではなく言論の自由を守るという観点から、以下のような要望を「トラックバックセンター」と「イザ!ブログ」の運営会社の双方に送...... more
by hiroseto2004 | 2009-04-04 08:41 | 国際情勢 | Trackback(1)