エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

カテゴリ:思想・哲学( 211 )

【思想・哲学】権力という「キョンシー」から、「近代立憲主義」「近代合理主義」というお札をはがしたのが現状である。

自民党総裁選では「正直・公正」と言っただけで安倍候補の悪口になるらしい。
それくらい、酷い状況である。
だが、冷静に考えれば「権力」というのは「キョンシー」のようなものだ。おでこにお札が着いていないと暴れ出す。
そのお札は、現代においてはいまなお「近代立憲主義」と「近代合理性」の組み合わせであろう。

少なくとも、現代日本において、この両者を上回るものは当面、出てこないと思う。

いま、「近代立憲主義」と「近代合理性」というお札が、安倍瓶三こと安倍晋三候補というキョンシーのおでこからはがされてしまった。

「安倍候補自身がはがした」ということもあるだろうが、いわゆるリベラルの側も、権力に対して甘くなった時期があった。

具体的には、1990年代あたりだろう。あの時代は「反権力」はリベラルっぽい人の間ですら、むしろダサい、という見方をされたと記憶している。いわゆる「ポストモダン」もその流れを後押しした。

いわゆる小選挙区制を軸とする政治改革も、党首の権力を強め、総理に対して与党議員が逆らいにくい雰囲気を醸し出した。立法府が行政府の監督機関として働かなくなっていった。

さらに、2000年代の民主党が進めた「政治主導」も、自民党ともたれ合ってきた官僚機構を変えるはずが、2012年末に政権に返り咲いた安倍候補の権力強化に悪用されていった。
この四半世紀、全てが、権力というキョンシーからお札をはがす方向に作用したのである。

お札をはがされた権力=安倍というキョンシーは、大きく口を開けて暴れ回っている。

近代立憲主義なり、近代合理性なりが万能だとは思わない。近代合理性が、核文明を生んだのは間違いない。

だとしても、近代合理性に、近代立憲主義の縛りをかけて、その暴走を防ぐということしか、現状ではないと思う。

近代合理性そのものを放棄してしまうと、それこそ、戦時中の日本のような特攻精神になってしまうだろう。
あるいは、安倍候補の妻・安倍昭恵さんのように、脱原発を主張しつつ、怪しげな宗教っぽいものにはまっていくという方向になりかねない。

正直、当面は、「近代立憲主義」と「近代合理性」の中で当面、苦悶しながら、権力の暴走を防ぎつつ、進歩を勝ち取っていくしかないと思う。この点はいわゆるポストモダンの知識人の皆様や、一部の市民派の皆さんとはやや意見を異にする部分である。

とはいえ、当面はキョンシーにお札を貼って暴走を止めるという一点でご一緒するのは当然である。


by hiroseto2004 | 2018-09-15 19:23 | 思想・哲学 | Trackback

【備忘録】立憲主義と民主主義【思想・哲学】

 政党や政治家の思想を考える際、立憲主義⇔民主主義という座標軸の取り方もある。前者は、憲法を重視、後者は民意を重視ということだろう。前者が「保守」的、後者が「革新的」という言い方も出来る。

 かつての民主党は民主主義の要素が強かった。「政治主導」により、官僚政治の旧弊を一掃するというのが大義名分であった。

民主党がひとたび政権を取ると、官僚はその脚を引っ張る。
そして、民主党政権は倒れ、安倍晋三率いる自民党政権に戻る。

だが、その安倍政権で、「政治主導」というかつての民主党が掲げた「民主主義的」な仕組みが完成する。だが、それを、安倍自民党は悪用する。その結果が昨年から日本を揺るがしている官僚による「忖度」である。

かつて民主党を構成していた人たちは、逆に「立憲主義」を前面に押し出すようになった。これは「保守的」な思想とも言える。安倍ジャパンというのは逆に言えば「革新右翼」とも言える。

ちなみに、日本共産党や社民党系の人たちは、基本的にずっと「憲法を生かし」という言い方をしてきたので一貫して「立憲主義」(保守的)だったとも言える。

哲学的な立場の入れ替わりは民主党系と自民党系の間で起きたといえる。 


by hiroseto2004 | 2018-09-01 12:08 | 思想・哲学 | Trackback

日本の場合は「中流幻想」の延長線上に新自由主義が導入されているから
不公正さが見えにくくなっていますね。本当はスタートラインで埋めがたい格差があるのに、いかにもないかのような幻想があるのが問題をややこしくしている。
(封建時代は封建時代で、スタートラインで埋めがたい格差があるが、庶民は庶民で開き直っていた。)
ここまで格差が広がった以上、英国を含めた欧米各国のように、庶民は「俺は庶民だ」と開き直ってしまったほうが利害調整もうまくいくと思いますね。そういう意味で、「階級社会をめざせ」というこの論考を興味深く読ませて頂きました。

by hiroseto2004 | 2018-07-15 13:43 | 思想・哲学 | Trackback
確かにアメリカ従属と言う問題はずっと戦後あったが現局面はむしろ安倍ジャパンがアメリカの制止をさえ振り切って暴走仕掛かっていると言える。
伊藤詩織さんが出演した番組への反感からすでに反英感情も「ネトウヨ」の方々の間で強くなっている。
「鬼畜米英」一歩手前だ。
米英帝国主義が植民地支配しまくり、中東空爆しまくりだったのは事実です。それはそれとして、安倍ジャパンの暴走は問題です。
他方で、安倍ジャパンに批判的な人たちの間でも、韓国などへのヘイトは受ける傾向はある。
ネトウヨが鬼畜米英、安倍批判派も嫌韓、アジアを募らせ、これらが合体すると、すさまじい日本の孤立になりかねない。
米英からもアジアからも孤立。最悪の事態も考えられます。
これと関連して、天皇陛下を利用して安倍ジャパンに対抗しようと言う流れも危険でしょう。戦時中の左翼が軍部と連携した二の舞になりかねない。
いずれにせよ、今や非常に危うい状況になってきています。

by hiroseto2004 | 2018-07-04 15:04 | 思想・哲学 | Trackback
朝鮮戦争の「成功体験」が抜けていない?
朝鮮戦争で同じ民族同士殺しあうなかで、日本が好景気に沸いた。
そのときのことが忘れられない年配者がけっこういるのも事実です。
「最近、日本は景気がわるいけえ朝鮮で戦争が起きてくれんかのう。」
そういうことを言われる方もおられる。
しかし、朝鮮で武力衝突になればどうなるか?
現代の戦争では間違いなく日本にも被害が及ぶ。
直接ミサイルが来なくても韓国の原発がやられた日には日本に一番放射能が来るというシミュレーションもある。
にも拘らず過去の成功体験で、朝鮮で武力衝突になるのを期待してしまう人がおられるのだろう。
そして、安倍総理の圧力一辺倒に実は期待してしまう人がおられるのだろう。
過去の成功体験が冷静な判断を狂わせる例である。
by hiroseto2004 | 2018-06-27 06:17 | 思想・哲学 | Trackback
【思想・哲学】日本人の問題を抱え込む癖が事態を悪化させる

高齢者虐待は極悪人がやるんじゃない。真面目すぎる人が自分で抱え込みすぎて煮詰まってやってしまうんです。

1990年代から00年代の新自由主義(氷河期)においては、日本人は抗議せずに、結婚や出産を控えることで自己解決した。だからいま、大変な労働力不足である。

ひとりで問題を抱え込むことは悲劇を招く。これが歴史の教訓である。
by hiroseto2004 | 2018-06-22 19:39 | 思想・哲学 | Trackback
小泉純一郎さんの応援で減る票

団塊ジュニア就職氷河期世代の無党派(意外とデモには参加しないけど、共産党とか立憲に投票している人が多い。けど、労働法改悪の小泉さんには恨み骨髄。)

障害者関係(言うまでもなく自立支援法)

郵政(民営化後、現場はガタガタに)

公務員(地方交付税カットで現場はガタガタに。小泉よりは元官僚の花角がいい、と思ってしまう人も自治労とかにいたかも。)

農業 新自由主義に警戒。小泉さん=都会の新自由主義のイメージで悪いのでは?

マスコミが味方していない状態の小泉さんは、マイナス要素。脱原発市民運動をやっていただくのは結構だが、野党共闘が呼ぶ相手とは思えない。あの票差まで詰めたことを考えたら「小泉さんがいなければ」と言う思いはある。

何故か反原発の新左翼出身の年配者に小泉さんが人気があるようだが、小泉さんを恨む人が多いのも選挙のときは考えるべき。
by hiroseto2004 | 2018-06-12 06:27 | 思想・哲学 | Trackback
権力批判なき道徳・モラル嘲笑が招いた「安倍ジャパン」

道徳やモラルをやたら嘲笑する気風と言うのはバブルくらい(ポストモダン)から文化人や芸能人にはあったと思う。

失礼ながら具体的なお名前を挙げると筒井康隆さんなどだろうか。

道徳やモラルなどは時代によって変わるものだ。ほんの四十年前は「男女賃金差別」など「是正されるべきもの」とさえ司法は認識していなかった(嘘だと思ったら判例をググってください)。道徳・モラルには時には陳腐化し、打倒されるべき場合さえある。

従って、文学作品なりお笑いに既存の道徳・モラルへの反抗の一方で権力(ないし強いもの)批判もあったように思う。それが読み手、受け手の溜飲を下げさせた。

しかし、バブル(ポストモダン)くらいからの「道徳・モラル嘲笑」は、権力批判なき道徳・モラル嘲笑だった。只の享楽主義である。

それがだんだん日本から自浄能力を奪っていった。
権力の腐敗を批判することさえ、「ダサい」と見なされるようになった。
昔もリクルート事件とか金丸とかノーパンシャブシャブとか腐敗はあった。反面、それへの人々の怒りが一定の掃除をする効果があった。

道徳・モラルを嘲笑し、権力批判さえ「ダサい」と見なしだしたら腐敗は止まる訳がない。それが「安倍ジャパン」である。


by hiroseto2004 | 2018-06-10 07:50 | 思想・哲学 | Trackback
今朝は、広島瀬戸内新聞(さとうしゅういち)は昨日夕方に引き続き広島市安佐南区で街頭演説。
高プロを白紙撤回するとともに、この二十年間の規制緩和そのものを総括し強化するべき規制は強化しようと訴えました。
登校中の女子高校生が自転車を止めて複数、真剣に聞いてくださっていました。
やはり、きちんと訴えて良かったと思いました。
最近、野党共闘は良いのだが、その勢い余って小泉純一郎さんらに忖度する空気も一部にあります。小泉純一郎さんが脱原発の市民運動をされるのは結構なことですが、だからと言って、小泉純一郎さんらが労働の規制緩和を進めたことまで許すかのように彼を持ち上げるのもおかしい。分かりにくさを醸し出してしまう。
きちんと彼がやったことでも批判すべきは批判し、その上で我々として規制すべき規制は強化し、再分配を強化すべきは強化すべきと訴えるべきです。
なにしろ安倍自民党支持者のなかには「野党が自民党より新自由主義」と勘違いしている人も多い。左派やリベラルの小泉純一郎さんらに対する忖度は、そうした勘違いを増幅しかねません。

by hiroseto2004 | 2018-06-04 13:18 | 思想・哲学 | Trackback
脱原発の勢い余って、新自由主義に甘くなったり、偽科学に甘くなってはいけないと思う。
自戒をこめたい。
小泉純一郎さんらが脱原発を取り組まれるのは結構だし、脱原発基本法などで共同行動はありだろう。地方議会で保育充実など個別課題のために共産党と自民党一部議員が連携することはよくあるからそれと同じ。
しかし、小泉さんがやった労働の規制緩和やイラク派兵を肯定しては本末転倒だし、肯定までいかずとも規制緩和やイラク派兵に甘くなってはいけないと思う。
同様に、脱原発の勢い余って、医療否定などの偽科学に走っても不味いと思う。原発を生んだのは近代であるが、近代合理性の否定まで行ったら不味いと思う。
近代の否定的なムードが311後高まったことも安倍総理を掩護射撃してしまったように思う。

by hiroseto2004 | 2018-05-29 09:01 | 思想・哲学 | Trackback