国際刑事裁判所で、戦争犯罪に関する公聴会がスタート。
国際刑事裁判所で、アフガニスタンでの戦争犯罪に関する初公聴会が開催
ICC国際刑事裁判所
ICC国際刑事裁判所で4日水曜、アフガニスタンでの戦争犯罪に関する初公聴会が実施されました。
IRIB通信によりますと、国際刑事裁判所のファトゥ・ベンソーダ検察官は、アフガニスタン戦争でのアメリカの軍隊や諜報機関及び、反体制組織タリバンやテログループの行動に関する調査を求めました。
アフガニスタン人犠牲者82人の弁護人を務めるフェルガル・ガイノル氏はこの公聴会にて、これらの人々は、様々な因子が関与した犯罪による犠牲者である」としています。
アメリカとその同盟国は、テロ対策、安全確保を口実に2001年にアフガニスタンを攻撃しましたが、当時から現在まで同国では情勢不安やテロが大幅に拡大され、麻薬生産も増加しています。
アフガニスタンの政府や国民は、これまで再三に渡り、アメリカが主導する多国籍軍の駐留継続を批判し、アメリカ軍の撤退を求めています。
イラク駐留米軍の間で、性的嫌がらせなど新たな犯罪が発覚
イラク駐留米軍
アメリカ軍が、イラクに駐留する米軍の司令官3人を、下級兵士らの任務中の性的暴行や飲酒などの疑惑を理由に解任しました。
イルナー通信によりますと、イラク駐留米軍はこれまでに、戦争犯罪や性的暴行などの疑いが持たれています。
アメリカ国防総省のある調査によれば、米軍の犯罪は、単に性的暴行や飲酒、麻薬服用に限らず、人道に反する各種の行為が彼らの間で流行している、ということです。
アメリカは、大量殺戮兵器の存在を口実に2003年、イラクを攻撃しましたが、この行動はイラクでの破壊、数十万人の人々の殺害、テロ組織の出現、同国の政治的独立での混乱以外の結果をもたらしていません。
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アフガン首都で、結婚式場での爆弾テロにより数十名が死傷(動画)
アフガニスタン・カーブルの婚礼式典の会場で17日土曜夜、爆弾テロが発生し、これまでに63人が死亡、182人が負傷しました。
現在までのところ、この事件に関する犯行声明は出されていません。
イラン外務省のムーサヴィー報道官は18日日曜、このテロ事件を非難するとともに、アフガニスタンの政府と国民に対するイランの支持を表明しました。
また、「このような犯罪の実行犯は、アフガニスタンや地域の安定と安全、平和や人間性の敵である」と語っています。
アフガニスタンにあるイラン大使館も、カーブル西部での今回のテロ事件を非難し、事件の犠牲者の遺族に対する同情の意を表明しました。
アフガニスタンではこの数ヶ月間、首都カーブルをはじめとする各地で爆弾テロやそのほかのテロ攻撃が増加しています。
ラーリージャーニー国会議長(右)とムスリム・ヤール上院議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、テヘランを訪問中のアフガニスタンのムスリム・ヤール上院議長と共同記者会見を行い、「アフガニスタンの和平協議は、同国を中軸に開催すべきだ」と述べました。
イルナー通信によりますと、ラーリージャーニー議長は、「イランは常にアフガニスタンの政府と国民と共にある。アフガニスタン政府の参加・主導による同国の和平協議、独立、安全を支持してきたし、今後も支援していく」と語りました。
ラーリージャーニー議長はまた、アメリカがアフガニスタン政府との調整なしで同国の各グループと協議をもつなどの動きに言及し、「アメリカは、アフガニスタンでの平和を追求していない」と非難しました。
一方のムスリム・ヤール議長もまた、「イランは常にアフガニスタンの政府と国民の傍らに寄り添い、アフガニスタンの同胞国であり、また友好国である」と応じました。
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国連が、アフガン東部への米軍攻撃で民間人が死亡したとの報道を確認
在アフガン国連事務所
国連が、アフガニスタン東部ロガール州に対する米軍の攻撃で民間人が死亡したとの報道を認めました。

タスニーム通信によりますと、在アフガン国連事務所は24日水曜、声明を発表し、「ロガール州に対する米軍の最近の攻撃で女性3人と子ども4人を含む民間人9人が死亡、ほか6人が負傷した」と表明しました。
同国連事務所はまた、米軍に対し、同軍の攻撃による犠牲者の支援、民間人の殺害に関する調査結果の公表を求めています。
これ以前にも情報筋が、アフガニスタンのヘルマンド、バードギース、ガズニーの各州で米軍攻撃により民間人が死亡したと報じていました。