福島第1原発事故の現地で今も増え続ける放射能汚染水について、原子力規制委員会は18日、高濃度のトリチウム汚染水(いわゆるアルプス処理水)を海水で薄めて海に流す計画を、事実上承認しました。
5月19日から6月17日までの1か月間、一般市民からの意見(パブリックコメント)を募った後、正式認可する方針です。
このパブリックコメントに応募し、汚染水の海洋放出反対の声をあげてください。
パブリックコメントは、以下のURLから応募できます。よろしくお願いします。
東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の実施計画変更認可申請(ALPS処理水の海洋放出関連設備の設置等)に係る審査書案|e-Govパブリック・コメント
※意見提出前に、意見募集要領(提出先を含む)を確認(スプロール)しない意見提出の手続きに入れないのでご注意ください。
参考までに、東京新聞の記事を添付します。
近づく海底トンネル着工 規制委が処理水の海洋放出計画を事実上認可 東電福島第一原発:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
さとうしゅういちの友人による反対意見例です。
〇汚染水の発生によって復興を妨げられてきた漁業者の方たちは2015年、汚染水対策に協力するため、苦渋の選択としてすでに「サブドレン計画」を受け入れています。
(※サブドレンとは井戸のことです。建屋の近くに井戸を掘り、地下水をくみ上げて建屋周辺の地下水位を下げ、建屋への地下水流入や護岸エリアへに地下水流出を防ぐ計画のことです。組み上げた地下水は港湾内に流しています)
その際、漁業者は、「高濃度のトリチウムを含んだままの「アルプス(他核種除去設備)処理水」の海洋放出は絶対に行わない」よう強く要求し、政府と東電は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と繰り返し明言してきました。
漁業者の反対を無視した海洋放出の強行は、この約束を破ることになります。
このまま強行すれば新たな風評被害と国民の分断を生むだけです。
〇アルプス(他核種除去設備)を使っても取り除けないトリチウムは、海水でさらに薄めて「基準の40分の1」以下にしたとしても、海に流すトリチウムの量は結局、同じです。海に流すトリチウムの量が減るわけではありません。
しかも、汚染水の海への放出が終了するのは、数十年先のことになります。
〇漁業者と地元住民、それにこの問題に関心を持つ国内外の多くの人たちは、海洋放出に強い危惧を抱いています。
汚染水の処理方法について、これまでにさまざまな方式が科学者たちから提案されています。経済産業省の専門家の会議では、海洋放出のほか、地層への注入、水蒸気にして大気に放出する方法など5案が検討されました。
政府と東電は、タンクが現地で近く満杯になることを理由に「安くて簡単な」海洋放出ありきの姿勢をとっています。
タンクの用地をほかに求めることも可能です。科学的知見を集め、もっとも合理的な方法を確立することが政治の責任です。
安易な海洋放出は撤回すべきです。
〇汚染水は今も、毎日増え続けています。
政府と東電は、海洋放出で押し切ろうとする対応に終始し、現に増え続ける汚染水を止めようとしていません。汚染水を止めるための真剣な手立てを急ぐべきです。
近づいてきましたので、再度のお知らせです。
●6月4日(土)に200回目の脱原発デモと、デモの前に今中哲二さんの講演があります。
第1、第3金曜日にさよなら原発ヒロシマの会が行っている脱原発アピールウォークが、6月の第1週で200回目の節目を迎えます。
200回目のデモは、市民の方が参加しやすいように実施日を1日繰り延べ、6月4日(土)に実施します。
4日午後4時半にアリスガーデン集合・出発、本通アーケード内を西進、本通電停を左折、電車通りを中電本社前まで歩きます。
岸田首相は、ロシアのウクライナ侵略などに伴うエネルギー価格の高騰に乗じて、「原子力の活用」を繰り返し発言しています。さらに自民党や維新の会は、停止中の原発の速やかな再稼働に向けた「審査の効率化」やテロ対策のための特重施設の設置期限の見直しまで政府に求めています。規制を緩めて原発再稼働を進めるのは間違っています。テロがいつ来るかわからないことを考えれば、テロ対策未設置での運転を許容することはさらに問題です。
11年前のフクシマ原発事故で「安全神話」は崩壊しました。復興庁によると、いまも全国で3万7千人の方々が避難生活を続けています。多くの人たちが関連死に追い込まれました。
安全性を確保できないまま、原子力を利用するのは、基本的人権を保障する憲法に違反します。
200回目のデモに、多くの市民の方々の参加を呼びかけています。
今中哲二さんの講演会「戦争と原発 ウクライナ情勢を考える」は、デモの前にあります。
4日午後2時30分から4時まで、会場は袋町小学校隣の「まちづくり市民交流プラザ」北棟6階マルチメディアスタジオです。
どなたでも参加できます。資料代300円です。
今中さんは、広島市出身です。原子力工学が専門で、京都大学複合原子力科学研究所(旧・原子炉実験所)に所属されています。
チェルノブイリ原発事故調査などを通じてみてきたウクライナとロシアの関係、プーチン大統領がこれまでやってきたこと、ウクライナの原発の現状などについてお話しいただきます。
いまウクライナで起きていること、「戦争と原発」を一緒に考えましょう。


さとうしゅういちは5月21日、尾道市、三原市をれいわ新選組チーム広島、福山の皆様と遊説させていただきました。
尾道市、三原市は、県庁マンとして最後の仕事をさせていただいた場所です。
『自民党、国民民主党、維新がコロナやロシアによるウクライナ侵攻に乗じて緊急事態条項など憲法をかえると言っている。しかし、冷静に考えてほしい。あなたの安全、安心をアップするのに(自国維の)憲法を変えることは役立つのか?』
と語りかけました。そして、#憲法は変えずに25条をいかせ、#軍拡ではなく粘り強く緊張緩和を、という、という、#さとうしゅういち と #れいわ新選組 のスタンスを紹介。
その上で
『このままでは、市町村合併押し付け、公務員削減で尾道を含む地方を苦しめたり、社会保障のためと称して消費税を増税して大半は社会保障に使わなかった自民党』の高級官僚現職と『県職員の仕事に不当な圧力をかけたり公費で海外旅行しまくりだった尾道選出の電力労組系県議を中心とした改憲・原発推進の広島の国民民主党』に推薦されたタレント新人という、与党と補完勢力による2議席独占になってしまうと危機感をあらわにしました。
その上で、#中村たかえ さん(日本共産党新人)と #さとうしゅういち だけが、ガツン、と憲法を変えないでいかす、岸田さんも相変わらず進める新自由主義に反対、島根原発再稼働NO含む脱原発であるという状況だと指摘。
その上で、広島の2議席のうち最低1議席は、ガツン、と憲法改悪反対、新自由主義脱却、脱原発の人を送り出すため、自分が降りて、#中村たかえ 予定候補を支援すると表明しました。